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あらすじ
第一話
第二話
第三話
第四話
第五話
第六話
第七話
第八話
第九話
第十話
第十一話
第十二話
第十三話
第十三話 翻寧
脚本/吉岡たかを 絵コンテ/川崎逸朗 演出/川西泰二 総作画監督/あおばみずき
作画監督/Kim Kyoung Hwan、Kim Yoon Joung
禅子から相談を受け、安倍とともに「妖怪を見た」との噂がある神社を訪れた芦屋が突然、妖怪に取り憑かれてしまった!
ササというこの妖怪は、金髪、金眼で、強力な妖怪さえも屈服させる力“威光いこう”を使う“人間”によって、長い間、狭い社に封印されていた。自分の自由を奪った人間とよく似た安倍に悪意をむき出しにするササ。安倍はそんなササに操られた芦屋の動きを止めるため威光を使い芦屋を気絶させるが、ササはさらに憎悪を募らせ……。
その後、意識を取り戻した芦屋だったが、いつもと違う様子と冷たい瞳に、安倍はある人物を思い浮かべる――
妖怪祓いようかいばらい」とは、本来すむべき「隠世かくりよ」から、
何らかの事情で「現世うつしよ」に留まる妖怪たちを
「隠世」へと送り届ける仕事である。
妖怪祓いを行う物怪庵の主・安倍晴齋あべのはるいつき
への「100万怨」支払いのため、
奉公人として妖怪祓いの仕事を手伝うことになった芦屋花繪あしやはなえ
ある日、2人が仕事を終えて物怪庵に戻ると、
隠世を統制する三権神の1人、立法からのSOSが届く。
2人はすぐさま隠世を訪れるが、
そこで芦屋は事件に巻き込まれることに…。
芦屋と安倍の妖怪祓いコンビと
妖怪たちの物語が再び幕を開ける。
第一話 肢簾
脚本/吉岡たかを 絵コンテ/川崎逸朗 演出/川西泰二 総作画監督/あおばみずき
作画監督/長谷川早紀、Hue Hey Jung、Kim Kyoung Hwan、Kim Yoon Joung
現世うつしよ”にとどまる妖怪たちを、本来彼らが棲むべき“隠世かくりよ”へと送り届けることを生業としている “物怪庵もののけあん”―。 
その物怪庵の主・安倍晴齊あべの はるいつきと、奉公人アルバイト芦屋花繪あしや はなえと妖怪のモジャが、安倍の上司・立法りっぽうからの依頼で隠世へとやってきた。立法の仕事を手伝う二人と一匹だったが、芦屋のミスで、立法とともに隠世を治める(三人の)権力者のひとり、行政ぎょうせいのもとに書類を届けることに…。果たして行政とは―?
第二話 尾鳴
脚本/吉岡たかを 絵コンテ/高田 淳 演出/ながはまのりひこ 総作画監督/高橋敦子
作画監督/Lee Sang Jin、佐々木敏子、梶浦紳一郎、大久保歩美
立法に頼まれ、行政に巻物を届けに行くことになった芦屋。
その途中、巨大な猛獣の姿をした妖怪と出くわしてしまった芦屋は驚いて逃げ出すが、見た目とは違い親切な妖怪だと知ってひと安心。落し物をして困っているという妖怪の探し物を手伝った芦屋は、偶然にも行政の邸“鳴禽籠めいきんろう”に行くところだというこの妖怪の背中に乗って目的地まで送ってもらうことになる。
第三話 行拶
脚本/吉岡たかを 絵コンテ/小野克巳 演出/福田 皖 総作画監督/Hue Hey Jung
作画監督/Hue Hey Jung
隠世から現世にエゲンという妖怪が来ることになった。
「隠世に学校をつくる!」という夢を持つエゲンは、現世にある安倍や芦屋の高校を期限付きで視察するのだという。真剣な様子で学校視察をするエゲンのために、張り切ってその手伝いをしようとする芦屋。
ところがなぜかずっと不機嫌な安倍に困惑する。
安倍には今回の視察に関して少し気になることがあったのだが、芦屋はそんなことにはまったく気づかず――
第四話 臼舂
脚本/吉岡たかを 絵コンテ/夕澄慶英! 演出/川西泰二 総作画監督/番由紀子
作画監督/Kim Kyoung Hwan、Kim Yoon Joung
妖狐・ヤヒコは、山でかわいらしい妖怪を見つけた。
この妖怪を連れ帰ったヤヒコは “キナコ”と名づけてかわいがり、キナコもヤヒコに懐く。
ところがキナコは現世にとどまり続けるには弱すぎて、いずれ消滅してしまうかもしれないことがわかる。
キナコを助けたいヤヒコは、安倍に頼んで隠世へと祓ってもらおうとするが、
「ヤヒコと一緒じゃないと隠世に行かない」と言うキナコと、事情があって隠世に行けないヤヒコが対立。
そんな中、芦屋がある提案をする――
第五話 虎入
脚本/吉岡たかを 絵コンテ/川崎逸朗 演出/佐々木純人 総作画監督/高橋敦子
作画監督/高橋宏郁、平野翔、河本華穂、山本道隆、谷口繁則、森谷春樹、野村美織、今泉竜太、渡邉一平太
泥棒の濡れ衣を着せられたモジャが、立法、行政と並ぶ隠世の権力者、司法しほうの邸“白洲獄しらすごく”に連行されてしまった。 モジャの無実を訴えるため、安倍とともに隠世にやってきた芦屋は、対面した司法の思いがけない正体に驚く。
一方で安倍は、今回の件に行政が関与していることを見抜いていた。 人間嫌いの行政は、隠世と縁の深い物怪庵に、人間の奉公人アルバイトがいることに強い不快感を抱いていた。 そして、行政の策略により、芦屋と行政が対峙してしまう……。
第六話 光芽
脚本/吉岡たかを 絵コンテ/川崎逸朗 演出/ながはまのりひこ 総作画監督/Hue Hey Jung
作画監督/Hue Hey Jung
芦屋の友達、嵯峨さが伏見ふしみの誘いで、写真部の合宿に参加することになった芦屋と安倍。
行政との一件以来、はなれた場所にいる妖怪の気配を察知できるようになった芦屋。
だがまだその能力を使いこなせてはおらず、安倍は、この合宿の間に芦屋の察知能力を鍛えようと考えていた。
その練習相手としてヤヒコが呼ばれるが、ヤヒコが面白半分で仕掛けたイタズラが、芦屋が秘めた別の力を引き出すことになる――
第七話 横好
脚本/吉岡たかを 絵コンテ/川崎逸朗 演出/ながはまのりひこ 総作画監督/あおばみずき
作画監督/Kim Kyoung Hwan、Kim Yoon Joung、青鉢芳信
突然、隠世から、立法が物怪庵にやってきた。立法は、自分の管理下にある物怪庵の奉公人・芦屋に対し、行政が手荒な真似をした事に腹を立て、芦屋の「隠世出入り禁止」を撤回させようと、行政と“賭け”をしているという。だが当事者である芦屋には、隠世へ足を踏み入れることに迷いがあり……。
そんな中、安倍や芦屋の同級生、藤原禅子が、自治会長から依頼を受けた住職の父とともに「幽霊が出た」という場所を調査しに行くと、そこには――
第八話 脱羅
脚本/吉岡たかを 絵コンテ/川崎逸朗 演出/冨永恒雄 総作画監督/高橋敦子
作画監督/松本文男
「一日だけ人間の姿になって、盆踊りの輪に入って一緒に踊りたい」―
そう願う妖怪ケシを物怪庵に連れて来た芦屋と禅子は、安倍とも協力してケシを人間に変装させ、一緒に盆踊りを楽しむことにする。ケシの願いを叶え、隠世に送り届けた途端、安倍が疲れ果てて眠ってしまう。
実は安倍は、芦屋に内緒で行政絡みの仕事を一件終わらせたあとだった。自分のせいで安倍がムリをしたのではないかと考える芦屋は、責任を感じ安倍の身を案じる。
第九話 榮影
脚本/吉岡たかを 絵コンテ/増田敏彦 演出/佐々木純人 総作画監督/番由紀子、高橋敦子
作画監督/今泉竜太、中野人志、高橋宏郁、河本華穂、森谷春樹、谷口繁則、平野翔
芦屋の母が急に体調を崩し病院に運ばれた。
連絡を受け、安倍に頼んで病院まで送り届けてもらった芦屋は、母に取り憑いた妖怪アラナキを発見。
慌ててアラナキを引き離すと母の体調はよくなったが妖怪の見えない母は不思議顔。そして芦屋は、母から失踪した父・榮(さかえ)とも昔、同じようなエピソードがあったと聞いて驚く。
一方、偶然病室の外で話を聞いていた安倍は、“芦屋榮”という名前に聞き覚えがあった――
第十話 黒遣
脚本/吉岡たかを 絵コンテ/今泉賢一 演出/安江菜津美 総作画監督/Hue Hey Jung、長谷川早紀
作画監督/Hue Hey Jung、長谷川早紀
芦屋の父、榮のことを調べることにした安倍は、隠世まで出向いて手がかりを探すが決定的な情報は得られないでいた。 そんな中、安倍と芦屋が通う高校の文化祭が始まり、二人は宣伝係をすることに。
その途中、文化祭を散策していた禅子と出会うが、どうやら一緒に連れてきたヤヒコを見失ったらしい。
いたずらを繰り返すヤヒコを捕まえて、二人で一緒に遊ぶことにした安倍。
何の気なしに榮の話を振ってみると、ヤヒコから新たな情報が――
第十一話 帰居
脚本/吉岡たかを 絵コンテ/川崎逸朗 演出/ながはまのりひこ 総作画監督/高橋敦子
作画監督/Kim Hyun Ok、Lee Sang Jin
安倍と芦屋は、妖怪のコモンの依頼で、コモンが面倒を見ていた5匹の小鳥妖怪を隠世に祓うことになる。
ただ、5兄弟の末弟チュンゴはまだ飛ぶことが出来ず、隠世での生活には対応できそうにないため、コモンのもとに置いていくことになっていた。
そんな中、訓練場の吊橋から落ちそうになるコモン。それを引っ張り上げて助けたのは、飛べないはずのチュンゴだった。何かを察する安倍。
チュンゴは飛べないふりをしていた理由とは――
第十二話 上蜘
脚本/吉岡たかを 絵コンテ/川崎逸朗 演出/福田 皖 総作画監督/Hue Hey Jung
作画監督/Hue Hey Jung
コモンから、以前物怪庵にいたという人間の奉公人の話を聞いた安倍は、その真偽を確かめたくなる。そんな安倍に立法は、白洲獄に何か資料が残っているかもしれないと助言。何とか白洲獄に入り込み、資料を調べていた安倍は関係のありそうな資料を見つけるが、そこに書かれていたこととは…。
一方、禅子から妖怪がらみの相談を受け禅子の実家の寺にやってきた芦屋は、偶然ヤヒコから“芦屋榮”と会ったことがあると聞き――
©ワザワキリ/SQUARE ENIX・「不機嫌なモノノケ庵2」製作委員会